地の利マップ← 地図に戻る

滋賀県の風水・地勢ガイド

滋賀県の市区町村を、中国伝統風水の巒頭(形勢=地勢・地形)と防災・公的データから評価しました。市区町村を選ぶと、丁目ごとの形勢と賃貸物件が確認できます。

滋賀県の地形と住まいの地の利

滋賀県は、県の中央に琵琶湖をたたえ、その周囲を比叡・比良山地、鈴鹿山脈、伊吹山地などが取り囲む近江盆地の県です。山から琵琶湖へ向かって幾筋もの川が扇状地をつくり、湖岸には低平な平野が広がる、水と深く結びついた地形が特徴です。地の利を読む鍵は、湖岸の低地・盆地の扇状地・山際のどこに位置するかという高低差にあります。

琵琶湖と湖岸低地 — 内水・浸水を見据えた土地選び

琵琶湖をぐるりと囲む湖岸は標高が低く平坦で、大津・草津・守山・近江八幡・彦根などの市街地が湖辺の平野に広がっています。湖に注ぐ多数の河川が集まる地形のため、大雨時には河川の増水に加えて水がはけにくい内水氾濫にも注意が要る地区があります。

古くからの集落は、湖岸でも自然堤防や微高地など一段高い土地に営まれてきた例が多く、土地の履歴に水はけのよさのヒントが残っています。湖辺の新しい開発地では、もとの地盤が水田や低湿地であった場所もあるため、国土地理院の地形分類図と県・市の浸水ハザードマップで成り立ちを確かめると安心です。

近江盆地の扇状地 — 山から湖へ注ぐ川がつくる地盤

鈴鹿山脈や比良・比叡の山々から琵琶湖へ向かう川は、山麓に扇状地を発達させてきました。野洲川・愛知川・安曇川などの扇状地は、扇のかなめにあたる扇頂・扇央では水はけがよく地盤も締まり、住宅地として落ち着いた環境が多い土地です。

一方で、扇状地の末端(扇端)は地下水が地表近くにあり、湖岸低地へ移り変わるため、水はけや地盤の条件が変わります。同じ市内でも山側か湖側かで土地の性格が大きく異なるため、扇状地のどの位置に当たるかを地形図で読み解くと、住み心地の見当がつけやすくなります。

山際と谷筋 — 比良・鈴鹿・伊吹の地形リスク

比良山地や鈴鹿山脈、伊吹山地の麓では、急傾斜地や谷の出口で土砂災害・土石流のリスクが相対的に高まります。山を背にした地形は冬の北風をやわらげる利点もありますが、背後の斜面と上流の谷筋の状態を土砂災害警戒区域の指定とあわせて見ておくことが大切です。

また、湖北や伊吹山周辺は積雪の多い地域でもあり、雪に伴う生活上の備えも住み心地に関わります。山際の物件では、傾斜・谷筋・積雪という地形条件を総合的にとらえ、ハザードマップと現地確認で地の利を見極めるとよいでしょう。

滋賀県の住まい・地形 Q&A

琵琶湖の近くは水害が心配ですが、安心な土地はありますか?

湖岸でも自然堤防や微高地など周囲より一段高い土地は、相対的に水はけがよく浸水しにくい傾向があります。県・市の洪水・内水ハザードマップで浸水想定を確認し、国土地理院の地形分類図で土地の成り立ちを照らし合わせて選ぶと安心です。

扇状地はなぜ住宅地に向くと言われるのですか?

扇状地の扇頂・扇央は砂礫が厚く積もって水はけがよく、地盤も比較的締まっているためです。ただし扇端は地下水位が高く湖岸低地へ移り変わるので、同じ扇状地でも位置によって条件が異なります。地形図でどの位置かを確認しましょう。

雪の多さは土地選びに関係しますか?

湖北や伊吹山周辺は積雪が多く、除雪や駐車、断熱など暮らしの備えに関わります。地の利の観点では水はけや傾斜と同様に、積雪量も住み心地を左右する地形・気候条件として、地域ごとの違いを踏まえて検討するとよいでしょう。

市区町村一覧(19件)

※ 形勢(風水)は地勢・地形・防災に基づく参考情報です。災害リスクは公的ハザード情報に基づく概況で、最新でない場合があります。最終的なご判断は現地確認のうえでお願いします。